介護パートに寄せられる期待

介護サービスを提供するケアハウスや老人ホームなどの現場を支えているスタッフの中には、多くのパートがいることも特徴的なことといえるのではないでしょうか。高齢化社会に悩まされている日本では、介護施設の重要性が以前にも増して大きくなっています。そのため、正社員をはじめ、契約社員やパートなど多くの雇用形態のスタッフが現場の最前線で活躍しています。

介護スタッフが行う仕事のメインになるのが、入所者の日常生活のサポートです。トイレや入浴、食事などの何気ないことを見守り、必要に応じて手を貸すことが求められます。時には、些細なことから感情的になる入所者もいるため、忍耐力も必要になるといえるでしょう。ハロウィーンやクリスマス、豆まきなど季節ごとに行われるイベント会などの企画運営などもスタッフが分担して行います。他にも、地域住民を招いての交流会や教育の観点からの学校訪問など施設外での活動にも寄り添うことが仕事としてあげられます。

施設を運営していく上においては、スタッフの数を確保することが重要になります。求人雑誌や求人サイトなどによる募集活動に加えて、在籍するスタッフからの紹介を依頼するなど、あの手この手を使った人材確保に余念がありません。しかし、思うような担い手が確保できないことが多く、人材不足の施設が一向に減らないといいます。管轄する厚生労働省や各自治体が画期的な対応策を見いだせないことに危機感を抱いている状況で、ライフスタイルを重視しながら働けるパートの活躍に期待が寄せられているのです。